名誉院長

石山　勇司　/　いしやま ゆうじ

直腸肛門病の専門病院として開院以来、技術の研究・研鑽を重ね、独自の治療法を確立してまいりました。
特に高度な技術を要する複雑痔瘻の治癒率は極めて高く、他の手術方法よりも短期間の入院で治療ができます。
複雑な痔瘻は肛門機能と根治性のバランスがとても大切となります。当院ではその肛門機能を温存したまま完治させる手術に特化し治療を行っている事が特徴です。全国から多くの悩まれた方が来院し、これまで人工肛門になった事例は1度もありません。今後もさらなる充実を図り、専門病院としての役割を担ってまいります。

理事長

石山　元太郎　/　いしやま げんたろう

当院は1977年に開院し、現在では1日およそ200〜300人の患者さんが来院され、年間約5万人の治療を行っています。また、手術件数は全国でも上位に位置しており、日本大腸肛門病学会の専門医修練施設として、全国の医師が研修にこられる病院でもあります。

当院の最大の特徴は、痔核、裂肛、痔瘻といった肛門疾患のすべてにおいて既存の治療法を漫然と行うのではなく、これまでの治療法の改善点をみつけ、常により効果的な治療法を開発・施行している点です。
痔核の治療では、これまでの発想とは全く異なった治療法を開発し、世界に先駆けて学会などで報告してきました。これにより、2014年度に発行された肛門疾患診療ガイドラインに当院で開発された治療法である「ACL法」が記載され、全国から注目を集めています。
また、全国には長年、非常に複雑な痔瘻で困っている患者さんが多く存在しています。他院では治療が非常に難しい複雑な痔瘻手術に当院は取り組み、いわば「最後の砦」としての役割を担っています。
その他、便失禁や直腸膣瘻など、肛門に関わる多くの疾患の治療を行っています。
最後になりますが、当院に「自分はどうせ痔だろう」と思い込んで受診された患者さんの中にはよく調べてみると大腸癌が見つかったという場合も多数ありました。出血や排便困難など、何らかの症状があれば、できるだけ早期に受診することをおすすめ致します。

院長

西尾　昭彦　/　にしお あきひこ

札幌いしやまクリニックは、増加する痔及び直腸疾患に対応するため、外来や検査をメインとした診療を行っております。日帰り手術を含めた外来治療をはじめ、痛みの少ない痔核手術（ACL）、複雑な難治性痔瘻の治療など最新の治療を行っております。また、より良い治療を受けて頂くため、2023年に札幌いしやまクリニックを新築移転し、さらに充実した設備や環境を整えました。落ち着いた待合空間、女性にやさしい女性患者専用外来日の設定など皆様にとって寄り良い医療環境を提供いたします。

医師

秋月　恵美　/　あきづき　えみ

私は大腸肛門領域を専門とし、特に直腸切除後の排便障害に関する診療と研究を長年行ってきました。近年は大腸がんが増加傾向にあり、肛門外科の果たす役割は非常に大きいと考えています。女性外科医として、大腸肛門領域における多くの悩みをお持ちの患者さん一人ひとりに貢献できるよう日々の診療に臨んでおります。痔、おしりの痛みや苦痛、便秘を我慢し悩まれた際は、一日でも早く受診しご相談ください。特に当院は羞恥心に配慮した女性専用の外来時間も設けております（毎週火曜午後）。また、便秘や長年研究してきた排便障害に関する診療も行い、皆様により親近感ある医療環境を提供して参ります。

医師

小山　良太　/　こやま りょうた

便通やおしりの悩みは相談しにくいことが多いと思いますが、実は食事、生活習慣やストレスなどにも密接に関連しており、気になることを何でもご相談いただくことが解決の近道になります。お話を伺いながら、診察、内視鏡を含めた画像検査、機能検査、リハビリ・薬物・手術療法と総合的な視野で診療を進めていくよう心がけています。

医師

及能　拓朗　/　きゅうのう たくろう

肛門疾患の多くには生活習慣が大きく影響するため、おしりに優しくすることも治療の一環です。その上に薬などを使った保存治療から手術まで様々な治療法を提案できればと考えます。悩みは多種多様ですので、ひとりひとりに合った治療を一緒に考えていけるよう相談しやすい外来を目指しております。

医師

佐藤　綾　/　さとう あや

安心して治療を受け、快適に入院生活を送っていただくための病棟運営を心掛けております。病棟はすべての空間において、ゆとりあるバリアフリーデザインを取り入れ、病室はプライバシー確保に配慮し、特にトイレ・浴室は、専門病院ならではの環境を整備致しました。1日も早く回復していただけるよう、設備はもとより、看護の態勢を整えて、皆様をお迎えいたします。

医師（非常勤） 北海道大学消化器外科Ⅰ所属

荒　桃子　/　あら ももこ

ストレスやホルモンの作用により便秘の方が多くまた冷え性などによって痔になったり悪化することがあります。苦痛を我慢したり一人で悩んだりせずに、一日も早い受診をお勧めします。また、当院は女性にやさしい女性患者専用外来日を設けて診療を行っております（毎週火曜日・１３：３０-１６：００）。羞恥心にも配慮した診療空間を整えております。みなさん、一緒におしりのお悩みを解消していきましょう。