入院せずに手術が可能 日帰り手術

当院では年間1500例以上の日帰り手術を行っております

以下のような疾患では入院せずに日帰りで手術が可能です。ただし、肛門は出血しやすく痛みが非常に出やすい場所ですので、それ以外の疾患では、基本的に数日間入院しての手術をおすすめします。無理して日帰り手術をうけて、帰宅後に出血して救急車で搬送されるといった事例もありますので、適応外の疾病では無理せず入院したほうが安全で術後も楽です。
ただ、時間的な制約によりどうしても入院ができない方には、日帰り手術が可能です。
ただし、日帰り手術と入院手術では一般的に以下のような手術方法の違いがあります。

一般的に日帰り手術が可能な疾病

  • 裂肛(切れ痔)の手術
  • 痔瘻の膿瘍切開または程度の軽い痔瘻
  • 肛門ポリープの手術
  • 中等症までの内痔核の注射療法
  • 程度の軽い肛門周囲皮下腫瘍
  • 単純な外痔核(肛門外に飛び出したしわ)の手術 他

※上記のような疾病では、通常、日帰り手術を行います。

入院手術が望ましいが日帰りで手術する場合~手術方法の違い

脱出の大きな痔核

入院治療の場合

病巣全体にメスをいれて根治的に治療する。
状況によって注射(ALTA)を併用する。

メリット
しっかり治せる
デメリット
安静目的の入院が必要
日帰り治療の場合

出血リスクの高い内側にはメスを入れず、外側の「しわ」のみ切除して残りは注射で治す。または、本来複数個所メスをいれるべきところを、1か所のみメスをいれて、残りは注射で治す。

メリット
出血のリスクが低く、日帰り治療が可能
デメリット
入院治療と比べて根治性が低く、再発リスクも高い(当院データ)。少ない切開で治療するため、きれいな形にならない可能性がある。

痔 瘻

入院治療の場合

病巣を、括約筋をできるだけ壊さないように切除する。

メリット
短期間でしっかり治療できる深い痔瘻でも完治する。
デメリット
安静目的の入院が必要。
日帰り治療の場合

シートンと呼ばれる輪ゴムを留置して治療する。

メリット
括約筋への損傷がすくない入院の必要がない。
デメリット
数か月間ゴムを留置する必要がある。
深い痔瘻では治癒しない可能性がある。

先にも述べましたが、軽症であるもの以外は、できるだけ入院治療をおすすめします。
ただ、お忙しい方などでは、上記のように手術のやり方を変えることにより、ある程度日帰り治療が可能です。
日帰り治療が可能であるかどうかは、実際に診察させていただいてから決めますので、御相談下さい。

手術実績

2015年度(2015年4月~2016年3月)の手術実績です。

・日帰り手術(外来)

手術の種類合計(約)
痔核手術768件
痔瘻手術419件
裂肛手術153件
内視鏡的ポリープ切除術83件
その他123件
合計1,546件

2014年度(2014年4月~2015年3月)の手術実績です。

・日帰り手術(外来)

手術の種類合計(約)
痔核手術761件
痔瘻手術489件
裂肛手術114件
内視鏡的ポリープ切除術85件
その他127件
合計1,576件

2013年度(2013年4月~2014年3月)の手術実績です。

・日帰り手術(外来)

手術の種類合計(約)
痔核手術831件
痔瘻手術391件
裂肛手術163件
内視鏡的ポリープ切除術73件
その他147件
合計1,605件
  • 肛門クッション吊り上げ術 ACL
  • 当院が日本ではじめて 全ての痔の手術に使用 仙骨硬膜外麻酔
  • 年間手術実績 日帰り手術 1,500件 入院手術 3,500件
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